レースまであと2週間ですが、先週はなかなか疲労回復出来なかったため、週末の練習メニューを大幅に減らさざるを得ませんでした。練習量や強度は大した事なかったのですが、睡眠不足やストレスが影響していたのかもしれません。それでは、詳細です。
津川 友介著『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』
医療経済・政策学の研究者である津川友介さんの『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を紹介します。私は昨年5月から健康を考えて3食自炊していますが、この本はタイトル通りシンプルな点がとても実践しやすく助かっています。それでは詳細です。
スコット・ジュレク著『EAT&RUN』『北へ』
※Team Lab★Borderless
年末の休暇に、50kmを超えるウルトラマラソン(主にトレイルランニング)で圧倒的な強さを誇ったスコット・ジュレク選手の本を2冊読んだ。2作目の『北へ』の書評を見かけたときに、偉大な選手が40歳を過ぎて抱く葛藤と新しい挑戦を描いているとあり、彼について知らなかったものの、今年自分も40歳を迎えることもあって手にとった。
ランニングフォームの確認
先日、Linospotのランニング練習会に参加した。
https://www.facebook.com/events/2533749929970325/?ti=icl
妻がメインで参加して私は子守を担当していたので、400mのインターバルを6本だけ走って、後日、それに対するアドバイスを頂いた。
2018/9/10 week37
*二子玉川蔦屋書店
週合計練習時間15時間17分(9/17のロングライド除く)
Konaに向けた強化期間の最終週。全種目でしっかり強度の高い練習ができた。9/18からの休息週を経て調整期間に入る。本番で最高のパフォーマンスを発揮できるように疲労を抜きながら、暑さ対策をしっかり行っていこう。
CSS(Critical Swim Speed) by Global Triathlon Network
GTN(Global Triathlon Network)で水泳の乳酸閾値練習について解説があったので紹介します。
Fast-Track Triathlete 01
Purple patchというトライアスロンのコーチングサービスを主催しているMatt Dixonの『Fast track triathlete(最短・最速で成功に至るトライアスリート)』を何回かに分けて紹介します。
彼は、2016年にIronman70.3 world championshipで優勝したTim Reedや、以前このブログでも紹介した強豪エイジグルーパーのSami Inkinenなど、数多くのトップレベルのプロおよびアマチュア選手を指導しています。最近の講演の動画によると、これまで彼の指導およびPurple Patchのサービス利用者から250人以上の選手がIronman world championshipの出場を果たしているとのことです。また、指導しているアマチュア選手の平均的な週練習時間は10.6時間とのこと。これらはKonaを目指すアスリートにとってはとても興味深い内容と思います。今回は、彼のブログにある執筆理由と本書の目次を紹介します。
- Fast track triathleteを執筆した理由
https://purplepatchfitness.com/blog/why-i-wrote-fast-track-triathlete- これまで出会った全てのアマチュア選手はトライアスロンの競技能力向上のみならず、健康、仕事、家庭についてもより良い状態になることを強く望んでいたが、多くの人はそれに失敗していた。
- 多くのアスリートは、IronmanやIronman70.3に求められる練習時間を問われると週20時間と答えるが、それは家庭や仕事と適切なバランスを取る上で現実的ではない。多くのアマチュア選手やコーチが、すでに予定が一杯になっている生活に、さらに多くのトレーニング時間を加えようとし、そして、それを実行するのに苦労している。大抵の場合、そのような長時間のトレーニングは病気やケガ、そしてハードな練習の割には低いパフォーマンスという結果に陥ってしまう。
- 多忙な生活を送っている人は、スポーツに対するアプローチ方法を劇的なレベルで考え直さなければならない。それは単純にスポーツにおいて望む結果を実現するためだけではなく、健康や生活の質を最適化するためでもある。そのために私はFast track triathleteという本を書いた。
- この本に書かれていることはコンセプトや理論ではなく、Purple Patchというコーチングサービスで数多くのアマチュア選手に対して実践したことをもとに書かれた具体的な方法論(Methodology)である。その方法論については常に見直し、改善を行っているが、例えば、数多くのCEOや企業のエグゼクティブクラスの人に対して生活や仕事と適切なバランスが取れるようにコーチングしてきた経験や、200人以上の選手をアイアンマン世界選手権に送り出してきた実績をもとに本書は書かれている。
- コーチとして10シーズンの学習期間を経て、これまで得たものを共有するよいタイミングだと感じたし、スポーツの世界でより実際的・実用的な変化が起こるのを助ける狙いもあって本書を書いた(※注:長時間練習や練習量に依存した従来の方法ではなく、成果につながるトレーニングや持続性のあるトレーニングに変えていくべき、ということと思われる)。実際に、Purple Patchのサービスを利用している多忙なアマチュア選手は週20時間も練習することはなく、平均で10.6時間だ。
- 2016年シーズンは、Purple Patchのサービスを利用するプロ・アマチュア選手ともに素晴らしい結果をだすことができ、プロではTim ReedがIronman 70.3世界選手権で優勝することができた。
- もちろん、アマチュア選手はプロと同じように練習することはできない。プロ選手は、トライアスロンとそれに関連するすべての行動(睡眠、食事、栄養摂取、回復)を、自分自身の生活の中心においている。彼・彼女らは、具体的な方法論について学習するための実験室の役割を果たしていて、我々のようなコーチが、そこで得たものをアマチュア選手に適した形に変えて、伝えていくいくのである。
- Fast track triathleteの目次
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Introduction はじめに
Part 1 The Performance Journey 第一部:パフォーマンス向上の旅
- Mindset マインドセット・物の見方
- Setting the Lens トレーニングと生活のバランスを適切に認識する
- Planning Your Training トレーニングを計画する
- Executing Your Training トレーニングを実行する
- Developing Habits to Support Performance パフォーマンスを支えるための習慣を身につける
- Travel Protocols for Training and Racing トレーニングおよびレースのための移動の手順
- Executing Your Race Strategy レースの戦略を実行する
- The Aftermath レースを振り返る
Part 2 The Performance Plan 第二部:パフォーマンス向上の計画
- Functional Strength Training 機能強化トレーニング
- Fast Track Training Progression 最短・最速で成功に至るトレーニング
- Ironman Distance Race Prep Program
- Ironman 70.3 Distance Race Prep Program
Workout Glossary 練習用語集
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エリウド・キプチョゲ 成功を語る(Eliud Kipchoge on success)
先週のロンドンマラソンはキプチョゲ選手が優勝しました。トライアスロンを始めてからはマラソン選手やレース情報を全くフォローしていなかったのですが、先日Youtubeで見たキプチョゲ選手の「成功するための要素」という話がとても興味深かったので共有します。
Boston marathon / Tim Don
川内優輝選手の優勝が注目されるボストンマラソンですが、アイアンマンの世界記録7時間40分を持つTimDonも、昨年のコナ直前の交通事故から少しずつリハビリを始め、2時間49分で完走したとのこと。40歳になる彼の世界トップを追求する姿勢に力もらったので共有します。1番でないといけないという飽くなき追求が良い方向に進むよう祈っています。
<昨年の怪我と治療について>
コナの3日前、練習中に交通事故で首の骨を骨折。いくつかオプションを提示されたがプロ選手として続けるにHalo(ハローベスト)による治療を選んだ。この治療は頭部を固定するために頭蓋骨に穴を開けてネジで固定する。痛みがひどいようで、それもそのはず、ネジは8ニュートンの力で締めるとのこと(バイクのシートポストのネジを締める力が一般的に4から5ニュートンなのでその強さを想像するだけでゾッとする)。事故後、3週間はずっとソファーで座って寝て、3週間後に練習を再開した。自分が出るはずだったコナの様子をSNSなどで見るのは辛く、レースに復帰できるのか、復帰できたとしてどのレベルでやれるのか、とても心配だったが、何もしない状況に耐えられず60ワット5分のバイク練習から始めた。
アイアンマン9時間以内完走者によるトレーニングのヒント by David Glover
David Gloverというトライアスロンのコーチによる、トレーニングで気をつけるべき点をまとめたスライドが興味深かったので共有します。この方はアメリカ海軍に所属しているときにガンと診断されたものの、ガンに負けないことを証明するためにトライアスロンを始めて、一気にのめり込んだとのこと。アイアンマンのベストは8時間51分で、運動生理学の修士号も持っている。
https://enduranceworks.com/coaches/david-glover/
https://www.trainingpeaks.com/coach/enduranceworks#about
【アイアンマン9時間以内完走者によるトレーニングのヒント】
https://prezi.com/cotyxp8bhvdy/best-practice-training-tips-from-a-sub-9-hour-ironman-finisher/