2018/4/23 week17

週合計練習時間5時間19

先週金曜日の風邪が火曜日夕方から悪化し39度を超える高熱に。インフルエンザは陰性だったが、その後は全く動けず、結局、先週土曜日から木曜までほとんどをベッドで寝て過ごした。その結果、腕も脚も一回り細くなったような印象で、今週土曜日から練習再開したが、パフォーマンス下がったどころか、何とか軽い負荷の有酸素運動をするのがやっとの状態。5/19の新島トライアスロンは、高負荷スピード練習の進捗状況を確認したかったが、参加目的を考え直す必要あり。

【スイム】

週末朝のスイミングクラブに通い、リハビリ程度に泳いだだけ。

【バイク】

日曜日に20分走を2本試したところ191w/205wと普段の80%程度。パワーは20%減。。。

【ラン】

土曜日は最初6:00/kmでも心拍数が160を超えてしまった。日曜日は8kmをなんとか4:50/kmペースで走った。

【その他】

引き続き、ほとんどベッドから出ることができず何もやることがなかったので(やる気が起きなかったので)、熱が収まったときに本を読んだ。

ここのところハマりすぎている角幡唯介さんの「漂流」と、高野秀行さんの「謎の独立国家ソマリランド」の2冊。

「漂流」は、一度、マグロ漁で37日間漂流し助けられた漁師が、数年後に再度マグロ漁に出て、未だ行方不明になっている事件を追ったものである。実は、宮古島トライアスロンでコースにも組み込まれている伊良部島が重要な舞台となっている。伊良部島の東側にある佐良浜地区は、同じくコースに組み込まれている池間島から人が移り住んだ分村の一つで、両者は「池間民族」という強い共同体意識で結ばれている。行方不明になった漁師関係者への聞き込みや数多くの資料から島の歴史を読み解き、なぜもう一度漁に出たのかを追っていく。

現金収入が乏しく自給自足に近い生活だった戦前から、終戦直後の沈没船からの危険な鉄屑回収(実際に数多くの人が亡くなっている)、那覇の大型マグロ漁の隆盛、その後、佐良浜のカツオ漁がバブル的な景気に湧く時代と1990年代以降の漁業の衰退。そういう変遷の中で佐良浜の人々がどう生きてきたかを、これでもか、というくらい数多くの聞き取りと資料調査、そして実際にフィリピン沖でのマグロ漁船への乗り込み、現地の島の調査によって詳らかにしていく。

この本を読んでトライアスロンの記録や順位が良くなることは100%ないが、もしかしたら宮古島トライアスロンに出たときに伊良部島と池間島で何か大きな力を感じることができるかもしれない。

「謎の独立国家ソマリランド」は、ソマリアに対する見方を大いに変えてくれる一冊だった。ソマリア=内戦・テロ・海賊、くらいしか認識がなかったが、平和な民主主義国家ソマリランドと、海賊国家プントランド(今は海賊は激減)、内戦・テロが続く南部ソマリアの3つに分かれているとのこと。

ソマリ人が大半を占めていているソマリアは、同じ先祖をもつ血縁関係を基盤にした「氏族」単位で社会が構成されていて、その利益を守ることが重要な行動原理になっている。しかし、過去にどの国からどういう形態で植民地支配を受けたかによって(イギリスの間接統治・イタリアの直接統治)、氏族の長老による統率度合いが異なる。また遊牧中心の生活だったか、農耕中心だったかによって、氏族間の争いの経験値が異なり、大きな問題が起きたときの解消方法の有無もことなる。さらには、地域の豊かさによって、腐敗の程度やその豊かさを狙う氏族や外国の影響なども大きく変わる。それ以外にもいくつかの要素が影響し、同じソマリ人の国ソマリアといっても3つの国の状況は大きく異なり、ソマリランドだけ奇跡的に平和な民主主義国家として運営されているという。

そういえば、7,8年前に、タイ国境付近の村で、自衛隊のレンジャー部隊を退官されて、カンボジアの地雷撤去のNGOで活動されている方にお話を聞いたことがある。その方はイラクにも派遣された経験があったが「イラクは絶対に良くならない。部族単位でしか物事を考えず、国づくりなどやりようがない」とコメントされていた。その当時は何のことかわからなかったが、ソマリアと同じように氏族(部族)の利益を最優先する行動原理が、海外からの支援や、様々な利権の奪い合いを生じさせていたのだろう。そういうことを感じさせる一冊だった。

それを感じてもトライアスロンの改善には全くつながらないが。。。

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