幻のIRONMAN Cairns 2020 準備期3練習

前回に続き、COVID19で幻となった6月のIMケアンズの練習記録。この期間はハワイ島合宿も行い(合宿と言っても家族旅行にバイク持参の許可が出ただけです)、バイクとランが順調に向上していただけにレースの延期は残念だった。

とは言え、今のところは健康も仕事も失われたわけではなく、趣味のレースが無くなっただけなので、この程度の事で練習の一貫性を失わないように気をつけたい。それでは詳細です。

為末大のアドバイス(COVID-19関連)

この期間は、ジムが使えなくなった影響で事前の計画通りに進めることができず、レースも予定通り開催されるか怪しくなっていた。

この難しい状況の中で、やれる事に集中し、やるべきでない事に手を出さないのが、来年以降のパフォーマンスに大きな差を生むはず。そう考え、出来る範囲の事を集中して練習した。

その中で、為末大氏の「東京五輪を目指すアスリートの方へ」という投稿が興味深かった。http://tamesue.jp/blog/archives/think/20200314

1、トレーニング場所を確保する
2、情報と会う人を制限する
3、明日のことしか考えない

特に、「この状況でパニックになり本来やるべきだったことから目をそらし、心が揺れ勝手に脱落していくアスリートもいます。」というコメントに納得した。そうならない様に、1年後2年後を考えて淡々と練習しよう。

練習量(週平均11.5時間、820TSS)

週別の練習時間
週別のTSS

引き続き練習量は週に11時間前後。平日の昼と夜に利用しているオフィス近くのジムが休館となったので、早朝の練習に切り替えて対応した。

2/24週はハワイ島のカイルア・コナに滞在して家族旅行の合間に練習する事ができた。ここには直近2年間で4回も滞在したことになる。アイアンマン ウィーク以外の静かで落ち着いた雰囲気は何度滞在しても良い。

CTLは前の期間からわずかに4上がっただけ

スイム

この期間は、旅行とジムの休館の影響でスイムの練習量は普段の50%程度。パフォーマンスの低下スピードを抑えるくらいの練習に留まった。

週別の練習距離

バイク

持久力向上のために、Zone5/6を確保しつつ、徐々にZone3/4の時間を増やした。Zone区分はTrainingpeaksのものを利用しており、それによるとZone3/4はFTP75%から106%くらい。

前の期間までにZone5/6の割合を増やしていたので、Zone3/4の領域の練習ではフォームを意識しながら集中して練習できた。

期間毎のゾーン別時間割合(バイク)

ペダリングでは、6時から9時くらいの区間も滑らかに回す事を意識した。当然出せるパワー数値は高まり、今まで使っていなかったと思われる臀筋上部にも疲労を感じるようになった。

また、DHパッドの幅を狭めた結果、肩甲骨から腕全体を前に出せる様になり、頭も肩の間に低い位置でキープ出来る様になった。まだインドアの1-2時間程度の練習でしかフィット感を確認できていないので、4月以降は外の練習でも長時間キープできるかを確認したい。

ハワイ島では、カワイハエを越えてハヴィの登り手前までの往復140km走に加えて、NP240wの2時間走を2回、その他に1時間前後の練習を数回行う事ができた。まだ4時間程度のロングライドでは持久力不足を感じるが、2時間程度であれば順調に走ることが出来た。

これから南房総のロングライドを取り入れつつ、レースに特化した練習を積み重ねて行こう、と言う段階でレース延期となった。

ランニング

ハワイ島で15-20km走を4回実施し、身体が動くようになった。特に、4:00/kmから4:15/kmくらいで感じる身体の負荷や疲労感が、調子の良い時の感覚に近くなってきたので、上手く調整出来つつある。そう言う感じだった。

実際に、日本帰国後にジムが使えず、早朝にランニングに切り替えた後も、12-13kmを練習し、4:10/km前後、上下動比6%未満で安定して走ることが出来た。

また、週末のスイムとバイクの直後の練習でも、4:10/km前後のペースで15km程度をフォームを乱さずに走れるようになってきた。

自分の中ではランニングの理想的なフォームはJoe Skipper選手のように少しお腹を突き出す感じで、体幹を上下左右にぶらさずに走るフォームだ。これをイメージしながら練習している。

週別の練習距離、ランニングは40km弱

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