トレーニングとγ-GTP上昇

昨年8月の定期健康診断で、肝臓の機能を測る数値の一つであるγ-GTPが120を超える異常値が出た。その後の精密検査の結果では正常値に戻ったが、激しい運動で上昇する事があるようだ。健康には気をつけたい。他にもマラソンなどで同じように異常値が出て心配になった方がいるかも知れないので簡単にメモしておきます。

今まで一度も異常値が出た事がないγ-GTPが8月の健康診断で突然120IU/Lを超えた。厚労省のサイトによると男性は50IU/L以下が基準で、この数値が高いとアルコール性肝機能障害から肝硬変や肝臓癌などの可能性もあるとのこと。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-076.html

アルコールはほとんど飲まないので、もしかしたら気づかぬうちに大病を患っていたのかもしれないと思い、肝臓の専門医のところで再検査した。その結果、10月のIRONMANマレーシア前は77、レース後のオフである12月初旬には36の正常値に下がった。

医師によると、肝機能に異常があれば正常値に戻ることはなく、また嫌気性(無酸素域)の激しい運動などで肝細胞が死んで一時的にγ-GTPが上がる事があるとのこと。その他の肝炎などの検査も問題なく、練習しても問題ないとの結果だった。

確かに8月は八ヶ岳合宿で連日バイクとランで長距離練習し、帰ってきた週末にさらにハードに練習し、その翌日が健康診断だった。練習記録には検診直前の日曜日に極度の疲労感でバイクのパワーが全然出せないというメモがあった。

正常値に戻って一安心ではあるものの、40歳にもなれば身体の機能も気付かぬうちにどんどん衰えているはず。トライアスロンも無理せず楽しめる範囲で気楽にやろうと改めて思った。

また、インターネットで調べた情報だと、鉄分の過剰摂取も肝機能障害の可能性を高めるそうで、毎日50mgの鉄分をサプリメントで摂取していた男性が肝機能障害になったという病状報告もあった。自分もランニングによる貧血対策として鉄のサプリメントを12mg摂取していた。これはいくつか調べた基準値からすると許容範囲のようだが、食事もしっかり摂取しているし、料理も鉄のフライパンなので、もうサプリメントは辞めることにした。自然な食事と適切な睡眠や休息の範囲内で競技力向上を図ろうと思う。

なお、健康チェックは定期健康診断の腹部エコー検査に加えて、上部内視鏡検査、心エコー検査、そして今年から頭部MRI、心臓と肺のCT検査を行なっている。もし何かあっても早めに気づいて治療できるようにしておきたい。健康を大切にしよう。

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