ライオネル・サンダース選手のスイムに対するコメントが良かったので紹介です。
彼は、苦手なスイムに10年以上真剣に取り組み続けてきた。精神的にも肉体的にも生活の多くをその改善に捧げてきた。でも、思うように進歩せず、直近のタイム計測でも不調。
数日前に、その事についてネガティブな気持ちを動画でコメントしたら、視聴者から「ネガティブな状態を克服できない人なのかと残念に思った」などのコメントが寄せられた。
それに対して、彼は一向に改善しないスイムにネガティブな気持ちになっている事を改めて認め、加えて、毎日(時には日に二度も)スイムを練習してもタイムが伸びない事に、毎回とても強いフラストレーションを感じていると告白。
でも、それが現実であり、そんな時に無理にポジティブな姿を見せるべきではないんだと彼は力説する。
そして、「今の自分のスイムのパフォーマンスではビッグレースで勝てっこないと言われているのも知っているが、それでも、自分はレースに出場するし、勝つために真剣に練習するし、ビッグレースで勝てると信じている」、とコメント。
実際に動画を見ていただくと、彼の忸怩たる思いと、それでも絶対に諦めないぞと言う強い意志が感じられます。
そして最後には、スイムは力任せにハードな練習をするのではなく、水を掴む感覚を得ることが大事なんだと最近改めて気づいたと言います。彼が得意とするバイクの練習と同じように負荷の高い練習で自分を追い込んでばかりいてもダメなんだと。
レベルは全く違えど、私にも当てはまることなので、参考になりました。
途中、どうしようも無くヘタクソなリコーダーの演奏が入りますが、笑えます。ぜひ通して見てください。
(先日、その続編が公開され、見事に1000mのタイムトライアルで11:48の自己ベストを更新したとのこと)