アイアンマン世界選手権2019 Be strong, present, grateful & confident

2019年のアイアンマン世界選手権はヤン・フロデノ選手が新記録で3回目の優勝。翌日の公式記者会見では、レースの朝に普段は見ないtwitterで、とあるメッセージを目にして自信をつける事ができたとのこと。自分も(全く勝負しているレベルは違うが)大事な局面で同じような気持ちで臨みたいと思った。それでは詳細です。

昨年は世界選手権の数ヶ月前に疲労骨折して出場できなかったフロデノ選手。今年は昨年よりもレースコンディションが厳しいと思われる中で、バイク後半で先頭をリードし、最後のランを2時間44分で走り、見事にコース新記録で優勝。

翌日の記者会見では、レース朝の出来事を話していた。朝起きたときにアラームを止めたあと、普段は朝にSNSを見ることがなく、twitterもほとんど見ることがないのに、偶然twitterをクリックしてしまったという。すると、2012年のアイアンマン世界選手権チャンピオンであるピート・ジェイコブスの次の言葉が目に入ってきた。

” Be strong, present, grateful and confident “(強い気持ちを持ち、今に集中し、感謝し、そして自信を持て)

この4つの言葉が、レース当日にフロデノの中でずっと心に留まり続け、冷静にいることができたとのこと。別のインタビュー(Breakfast with Bob)でも、次のように語っている。

「この言葉は一日を通して自分のクレド(信条)のようなものになったよ。特別な一日であることを気づかせてくれたし、将来待ち受けていることは分からないけど、今回の世界選手権は自分にとって最高のレースになる可能性がある。そうしたら少なくともそれを楽しむ時間を持たなくちゃと気づかせてくれたからね。」 ” That was sort of my credo for the day because it really made me realize that it’s a special day, and after the journey but also not knowing what the future may hold, this could be the greatest race for myself personally, and then I should take at least a little time to enjoy it.”

私もレース当日の朝にこの4つの言葉を唱えながら朝食を食べよう。

なお、3位に入ったセバスチャン・キーンルは、今回のフロデノのパフォーマンスを「別の惑星の人」と表現していた。今回のレースコンディションで8時間未満でゴールするのも、フロデノとの差の10分縮めるのも難しく、今は打ち手を考えるのが難しいとのこと。それだけ、フロデノは圧倒的な強さを見せた。

でも、フロデノは強いだけではなく、人としても素晴らしいようだ(印象だが)。ライオネル・サンダースから送られた称賛の言葉には、フロデノの他の選手に対する気遣いや敬意を感じることができる。そういえば、2017年の世界選手権でランの途中で腰を痛めて歩いたときも、すれ違うパトリック・ランゲを応援しつつ完走していたし、今年のヨーロッパ選手権でも、スイム後にガラス片を踏んで怪我したキーンル選手をトランジション中に気遣っていた。強いだけではなく、他のアスリートを勇気づけることができるフロデノを見習いたいと思う。

ちなみにゴール直前のAlii Driveではトーチに追いつきそうで一瞬ひやひやした。

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